昨日、「卒園を見送る花たち」と題して、まりあ幼稚園や修道院の敷地内の花の画像を掲載させていただきました。皆さまにあたたかさがたくさん届くといいな、と思います。
敷地内には、いろいろなスイセンが見られます。
とてもいい香りを漂わせています。
スイセンのラテン語名はナルキッスス。ギリシャ神話において水に映る自分の姿に恋するナルキッソスを思い起こさせ、「うぬぼれ」の花言葉を持ちます。しかし、みんながほんとうに自分の良いところ、悪いところを受けとめられたらいいな、と思います。
一方、園庭では、レンギョウの黄色い花も目立ちます。
春に咲くことから、「希望」「期待」の花言葉があります。少しそった花びらが喜びをも感じさせます。皆さまに、あたたかな希望と期待が満ち溢れるといいな、と思います。
様々な色のヒヤシンス。
オオイヌノフグリは小さい花なので、うっかり踏んでしまいそうになりますが、敷地内にはほんとうにたくさん咲いています。
キリスト教の伝承には、イエスさまが十字架を担って刑場まで向かわれる途中、ヴェロニカという女性が布で顔の血や汗をぬぐったという逸話が伝えられています。
学名にヴェロニカの名前を持つオオイヌノフグリの花言葉は、花の容姿とこの女性の逸話から、「忠実」「信頼」「清らか」。誠実な心、信頼が、みんなの心に満ち溢れるといいな、と思います。
修道院の裏にたくさん咲いているのは、ムラサキハナナ。
諸葛孔明は、大きな戦いの際、陣内にムラサキハナナを育てて食べさせたと言われます。そのためか、「知恵」「聡明」「優秀」などの花言葉を持ちます。生きるための力となるほんとうのあたたかな知恵が、みんなに満ち渡るといいな、と思います。
そのそばに咲くヒメオドリコソウ。
傘をかぶった踊り子のような姿に似ていることから、「快活」「陽気」「愛嬌」などの花言葉。いろいろなことがあっても、お子さまが元気に歩めたらいいな、と思います。
ホトケノザも咲いています。
和名は、葉が茎や花を包み支える様子が、仏の蓮華座に似ていることから来ているようです。
花言葉の「調和」は、花や葉のバランスのとれた様子からでしょうか。人との関係でぶつかることがあるとしても、その経験をとおして、みんながより深い調和を抱くことができればいいな、と思います。
園庭には、ユキヤナギも少しずつ咲きはじめています。
小さな白い花の姿から「愛らしさ」、行儀よく花が並ぶ様子から「懸命」の花言葉を持ちます。お子さまが愛らしく並んでいる様子が思い浮かびます。
もうジンチョウゲもいっぱい咲き、香りを放っています。
卒園生の皆さまを見送ったカワヅザクラ。
たくさんの元気、やさしさ、あたたかさをくれた卒園生の皆さんには、感謝の心でいっぱいです。
ぜひ元気に成長した姿を見せに来てくれたら、と思います。
保護者の皆様にも、感謝の心でいっぱいです。
ご家庭に様々な困難の中にあっても、神さまが支えてくださり、マリアさまがあたたかくそばにいてくださるよう、お祈りしています。
そして・・・。
まりあ幼稚園の新しい年度を、卒園生の小さな妹さん・弟さんを待つかのように、他の種類のサクラたちもつぼみをいっぱいにつけています。
皆さまにあたたかな幸せがたくさん届きますように。